2017/09/26

アメリカで家を買う その15

新しい家、古い家

そろそろネタも尽きつつあるこのシリーズです アメリカで家を買うと言っても、地域によって全く事情が違いますので、私の話がどこまで皆さまのお役に立つのかわかりませんが、WLA界隈でお探しの方には少しは役に立つこともあるかもしれません 非常に狭い範囲での家探しの情報で申し訳ありません


新築が増えてきました

私の住んでいるエリアでは、2000年くらいまでは新築が極端に少なかったと記憶しています 不動産価格の底は 1996~97年頃ですので、その辺りには新築はまず出てきませんでした それから景気が良くなるにつれ、新築物件も増えてきました アメリカで家探しを始めた頃、どうしてこんなに古い物件しかないのかと不思議でたまりませんでした 

最近は部屋にシーリングライトが付いているのが普通ですが、古い物件だと天井にライトが設置されておらず、フロアースタンドを置くようになっていました これ、小さい子がいると危なくて嫌だったのですよ ライトもハロゲンの発熱するものでしたし、アメリカ人は何故、天井にライトを設置しないのだと これまた疑問でした

来る日も来る日もオープンハウスに通っていると、キッチンを一目見ただけで、家の建築年代がわかるようになってきました 時代の流行というものがあり、一目瞭然です 

ところが、最近の新築はほんとに素敵なんですよね キッチンなんかもうっとりするくらい素敵に作っています ハードウッドの床も流行があり、最近のものはとにかくお洒落に出来ています 有名デザイナーの設計の家なんかを見に行くと、惚れ惚れします アメリカも変わってきたんだなと、実感しています


新築で価値を高める

最近の新築がもれなく素敵なのは、やはり価格を吊り上げるためです ひと昔前は、古い家でも簡単なリモデルだけで売り出す物件もあったのですが、この頃の古い家は壊して建て直す新築が多くなりました 新築には大変な投資が必要となるため、利益を出す為には豪華な物件にして価格を吊り上げるのが手っ取り早いのです 実際、見た目のいい家の方が確実に売れています

うちのご近所の物件なのですが、どちらも1920年代の古い家を業者さんが購入し新築にして売りに出しました 敷地面積は同じです 区画の条件もほとんど同じ、見た目もほとんどかわりません でも、売れたのは高いほうが先でした 高いと言ってもその差額 1M もあったのです ほんとに 1M の差があるのかと言えば、ないと思いますが、先に売れた方の物件は内装がよりお洒落なつくりになっていました 購入した人は気に入ってしまったのでしょう そんな感じで、豪華路線を突き進んでいる新築事情です 昔から残る古い家との落差が益々激しくなってきました 






古い家を買うということ

ひと昔前までの家探しでは、ロケーションが最優先で物件が少々古くても直せるので気にしないで買いなさい というのが常識だったと思います ロケーションが重要なのは変わりませんが、簡単に直せるかというと事情が変わってきています 

お住まいの市でもかなり事情が違うのですが、私共の住んでいる市の建築基準は非常に厳しく、建築許可を取るのに大変な金額もかかり、インスペクションを一つ一つクリアしていくのも大変なのです 

古い家をリモデルしている物件と完全に壊して新築にしている物件で決定的に違うことがあります 出来上がってからはわからないことなのですが、新築の建築基準(私たちの市では)では、地震対策にあり得ないほど地面を掘り下げててしっかりとした基礎を築きます 地下室でも作るのかというくらい掘り下げて基礎を作っているところを見ます

一方、古い家で増築する場合は全く掘り下げる必要はないらしく、そのまま母屋にポイっという感じでくっつけて出来上がります 出来上がった状態では絶対にわからないことですが、建築途中ではその差は歴然です 

我家も前のオーナーが、ポイっとくっつけた増築をしているので地震が怖いです 既に床は傾きつつありますし、地盤が緩い土地なのです 先日も久しぶりに地震があり、震源地が近かったので恐かったですよ このボロ屋が崩壊するんじゃないかと心配になりました

ご近所の新築物件の建築現場を見るたびに、立派な基礎が羨ましくて仕方ありません


まとめ

最近では 買えるものなら新しい物件の方がいいと思います 昔ほど、簡単に増改築はできませんし、買い手の方も適当なリモデルでは買ってくれません それなりにトレンドを押さえて買い手に気に行って貰えるリモデルでなければ意味がないようです 古い家を買ってしまった私から言えることは、古い家はメンテナンスにも修理にもお金がかかって大変ですということです 


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