2017/07/21

アメリカで家を買う その13

物件の探し方

このシリーズも13まできました 私が家を探し始めた頃は、新聞の日曜版に入ってくるリアルエステート版を片手に必死に探していました オープンハウス情報も新聞が頼りだったのですが、今は全てネットで調べられるようになりました 今回は、具体的な物件の探し方を説明します LA限定情報になりますので、ご了承下さい


自分で探す

これは何度も言いますが、日本とは事情が違います 不動産屋さんは物件を持っていません 物件はマーケットにあります 物件を探すだけなら自分だけでも出来ます まずは、オープンハウスにたくさん出掛けていくことです ある程度の経験を積んで、欲しい物件のイメージがわかってきてから、エージェントを探しても遅くはありません


TheMLS.com

LA で家探しをするなら、やっぱりこのサイトからです 

TheMLS.com

売り物件、オープンハウス情報、レント物件を調べることができます エージェントの方はメンバーログインしてメンバーサイトに入れますが、ゲストはそのままログインなしで調べることができます まずは、探す場所を入れてみます Bads & Baths の数、プライスレンジも入れることができます


探す、地域か市を入れるとこちらのページになります Active にチェックをいれます 他のチェックを外さないと、既にSold の物件まで出てきて見にくいのです Pending は、エスクローに入っている物件ですが、場合によってはマーケットに戻ってくることがあります Pending でも、気に入った物件ならしばらく観察しているといいかもしれません 万が一契約不成立の場合に連絡してもらえるようにエージェントにリクエストしておくこともできます 人気の地域ならあまり可能性はないでしょう

次は、物件の種類 をチェックします Single Family は一戸建て、Condo/Coop はコンドミニアムやタウンハウスのような集合住宅です お探しの物件のタイプをチェックします

LA で探す場合、他の項目はあまり入れても意味がありません 希望に合った物件がそういくつもヒットしないからです LA で人気のエリアなら空前の売り手市場です 条件に合った物件に巡り合うのは奇跡のようなものです そこにある物件にどこまで譲歩できるかが鍵だったりします

我家の家探しも絶対にこだわったのは学校区で、あとは住める物件ならなんでも買うつもりでいました 住めそうな物件で買える値段の家に巡り合うのに5年かかったのです 見た目や間取りにはこだわっている場合ではありませんでした 明らかにおかしい家探しではありますが、これが現実でした


知っていると便利な不動産用語

新聞で探している時はスペースの関係でなにもかもが略語になっていて、はじめの頃はさっぱり意味不明でしたが、場数を踏めばだんだんわかってきます 今はネットで調べますのでそこまで略語は使われていません 調べているとよく出てくる言葉がありますので、知っていると便利です

As is :現状引き渡し、エスクローで不具合が見つかっても売主に修繕する義務がありません 

Cul-de-sac:これもよく見ます 日本語で言う、袋小路 通り抜け出来ない行き止まりの物件で、道路がU字になっている場合が多いです そこの住人以外入ってこない路地なので静かな物件というアピールになります

Den: または Office と書かれていれば、クローゼットのついていないお部屋のことです クローゼットが付くとベッドルームにカウントします ついてないただの部屋だけの場合は Den かOffice としているようです

Gourmet Kitchen:これもアピールになるので目立つように書かれています シェフブランドの冷蔵庫やレンジなどが入っているキッチンを指します カウンターは Granite Top の場合がほとんどでしょう

バスルームの数:バスタブの数と同じです バスタブがなくシャワーのみの場合は、1とはカウントせず 2分の1 になります 

Attached Garage:家にガレージがくっついた状態 ガレージからそのまま家の中に入れる物件

Detached Garage: 家とガレージがそれぞれ独立している ガレージからいったん外に出てから家に入る物件

Community Parking:集合住宅で駐車場がプライベートエリアにない物件 パーキング場から物件まで直結していない

Private Parking:集合住宅(主にタウンハウス)で専用ガレージがあり、部屋に直結している物件

Tandem Parking:縦に駐車するパーキング、 奥の車を出すときは後ろの車をいったん出さないと出られないので不便 土地が高いエリアのコンドやタウンハウスではよくみかけます






Zillowもチェックする

TheMLS.com で物件探しをして、これはという物件をみつけたら Zillow.com で調べてみます その物件の過去の売買歴やTax 歴など詳しい情報が掲載されています Zillow 独自の評価額も載っていますので、参考にされるといいでしょう


まとめ

物件探しはとにかく場数を踏んで下さい たくさん見て、相場を知ることから始めます 日本の常識は一切捨てるくらいでないと怖くてかえません それがたとえボロボロの物件だったとしても人気にエリアならとんでもない値段がついていますし、実際に売れます みてくれより、場所です 学校区はなにより重要です 新学期が始まる前の夏の間は、不動産売買のシーズンです


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