2016/12/14

アメリカで家を買う その4

タウンハウス後日談

その3に引き続きまして、2003年まで 私たちが住んでいたタウンハウスのその後のお話です 家探しの方は、当時住んでいる物件がババ抜きのババと確信してからもなかなか見つかりませんでした その話はまたの機会にお話したいと思います

今回は、ババ抜きのババ物件(今となっては可哀想な響きです) がどうなったかということです なんと、現在マーケットに10年ぶりに出ています フォークロージャー物件です 火曜日、キャラバンでした 13年も前に住んでいた物件ですが、こういうのは切ないですね ババ物件だったとしても3年半で35.5% の値上がりをして、私たちに今の家を買う資金をもたらしてくれた思い入れのある物件です







これがその物件の売却歴です 私たちは 99年に購入して2003年に売却しました 凄いのはその後です 僅か3年で43.5万㌦も値上がりしています 2003年に私たちから63万ドルで購入した方は、2006年に106.5万ドルで売却しています

この頃がいかに狂乱の時代だったかおわかりいただけますでしょうか? 私たちから買った方はこの物件にほとんど手を加えていません キッチンの Appliance を高級なものに入れ替えたくらいです オープンハウスの時は、家具などインテリアをレンタルしてモデルルーム級に完璧に見せるようにしていました コマーシャルの不動産ブローカーさんでしたので、流石の仕事ぶりでした 私が選んだカーテンもそのままでしたし、私たちにおねだりされたリビングのシャガールのリトグラフもそのままありました(何故、そんなものが欲しかったのか理解できませんでしたが)  しかし、私たちが住んでいた頃より数段格上のお部屋に見えました プロのコーディネイトで小さ目の家具を入れて、部屋を広く見せる工夫も素晴らしかったです 売り方のお手本のようなやり方で、とても勉強になりました

問題は、その後の方ですね 2006年に購入して10年維持していたことになっていますが、どうしてフォークロージャーになってしまったのでしょうか? 売り物件なので今は内部の写真も見ることが出来るのですが、やはりそこはかとなく漂うよくないオーラというか くすんで見えるのです 2006年に売りに出た時はキラキラと輝いていた物件なのに、この差はいったいどこからくるのでしょう?

投資物件で購入する場合はいいかもしれませんが、私ならフォークロージャー物件を買って住むのはお勧めしません やはりフォークロージャーになってしまうような方の悪い”気”が充満しているのは嫌ですね どうせならステップアップして出て行かれた方の後に住みたいです これは私だけのこだわりなのかもしれませんが、そう思いませんか?

この物件はフォークロージャーなので相場よりかなりお安く出てます キレイにお化粧直ししたら、もっと高く売れると思うのです レントに出すにも最適物件だと思うのです Zillow.com のレントの見積もりでは 月に5700ドルほどですが、実際は7000ドルくらいで貸せるとみています これを買った人が次にどのくらいで売りに出すのかにとても興味があります しばらく観察してみようと思っています 




私たちから2003年にタウンハウスを購入された方ですが、実はお隣さんでした お隣はフロントユニットにお住いのUSC の大学院生で その方のお父様が購入されました お隣が長男で、今度は大学を卒業して戻ってくる次男用にということでした そのご長男の物件も凄いのです ちょっとご覧に入れましょう


2001年に55万ドルで購入されています 6年後の2007年に105万ドルで売却です フロントユニットなのに私たちの物件より、少し安くなってます 入居前にかなりリモデルをしてるのですが バスルームを2から1つに変更してるのです マスターのバスルームからバスタブを撤去して広いシャワールームに改造されています お若い方には好まれるお洒落なつくりですが、バスルームが1つだとちょっと売りにくくなります フルバスルーム(バスタブ付き)は2つの方が売りやすい傾向にあります 

リーマンショックが2008年です 絶妙なタイミングで売り抜けていますね お見事としか言いようがありません こちらの物件はリモデルに相当お金がかかってますから、利益は私たちが住んでいた物件の方が大きかったはずです 2001年から2007年の間に、二つの物件で 1M近い値上がりです 不動産バブルの頃はほんとに凄かったの一言です


宴は終わったわけではない・・・かも

確かに、バブルの頃は凄かったのですが遠い時代の思い出話というわけでもありません 場所と物件によってはかなりの値上りを今でも期待できます 息子が大学に入学した頃からダウンサイズを考えて、タウンハウスでいろいろ探していました とても気に入った物件があったのですが、私が見ていた2年前と今では30万ドルくらいお値段が上がっています 買っておいた方がよかったかもしれませんね 

値段が上がっていくエリアというのは誰もが住みたがる場所であるということと、学校区が素晴らしいことにつきます それから都市計画には注目するべきです メトロ沿線は値段が上がっています ウエストサイド地区では、ほとんどの場所が地価が上がりきった感があるのですが、センチュリーシティ辺りは これまで値上がり幅が比較的小さかったエリアです メトロのパープルラインが延長して駅ができます 将来的にはUCLAあたりまで延びる計画らしいですので かなり便利がよくなるはずです これからもっと値上がりするエリアだと予想しています


不定期にこのシリーズは続きます




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