2017/05/08

大学の学費は月に1万ドル時代

高騰する大学の学費

ほとんどの大学で5月1日が進学先を決める期限です この日までにデポジットを払わなければ辞退したということになります 合格と同時か遅くても数日後には学費、寮費などの明細が入ったパッケージを貰うことになります 開けてびっくり玉手箱です 

名門私立大学では、年間7~8万ドルほどかかるのが普通ですので、月にして割るとひと月1万ドルぐらいになるのです 大学のスクールイヤーは短く、前期4か月、後期4か月くらいです 遠くの大学に進学すれば、年に数回の帰省の費用や引っ越しの費用もかかります 

州立(カリフォルニアの場合)でも、州内生で寮費込の3.5万ドルぐらいはかかります 大学生を抱えるご家庭の負担は大変なものです


ファイナンシャル・エイド

高騰するばかりの学費ですが、こんな金額を皆さん払えると思いますか? 名門大学に合格しても払えなければ進学を諦めると思いますか? アメリカの凄い所は、所得の低い人には手厚いベネフィットがあります 年収が低ければ、学費はゼロになるか限りなく低くなるのです ですから、ファイナンシャル・エイドの申請が重要となってくるわけです 

アメリカの大学事情をよくご存じない方は、ファイナンシャル・エイドと成績優秀者の奨学金を混同されています 所得により、ファイナンシャル・エイドを獲得すると返済の必要はありません 成績優秀者の奨学金も種類がいろいろありますが、実際貰っている学生はほんの一握りです 名門大学に合格する時点で成績優秀なのは当たり前なので、名門大学ほど成績による奨学金などほとんどありません 学費をディスカウントされているのならほぼ間違いなく所得によるファイナンシャル・エイドでしょう

スポーツ枠や芸術枠では学費免除などがわりとあります 音大で学費免除はよく聞きますし、スポーツの有力選手であれば大学で奪い合うので好条件を出してくる大学もあるでしょう





苦悩する中間層

世帯年収が低ければ、無料か限りなく低い学費で進学できますが、ファイナンシャル・エイドが受けられない中間層の家庭の負担が大きいのです 間違った方法で教育資金を貯めていると年収ではファイナンシャル・エイドが出るはずのご家庭でも、資金があるとみなされて奨学金を受け取れないということもあります 教育資金の貯め方も知識が必要となります 


ジタバタしてます

我家も息子が大学に進学して2年になります 2年分の学費を払いました 順調に行ってもあと2年あるわけです これだけの金額ですので、家計を少々切り詰めたくらいでは最早どうにもなるわけでもなく、クレジットカードのポイントやエアラインのマイレージなどを駆使してなんとか頑張っている次第です ブログも息子の学費に苦労してなければ始めてなかったでしょう 後に続く方々のなにかお役に立つことでもあればと始めたブログです

マイルやポイントのお蔭で年に一回の日本旅行を続けることも出来ますし、息子の日本でのインターンシップの航空券もマイルで発券できました ちょっとしたことを知っているかどうかで、生活に余裕が生まれます どこかの誰かのお役に立てますようにジタバタしながら掴んだ情報をこれからも提供していこうと思います


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