2017/10/05

日本で引退生活 引退資金編3

終身生命保険で引退資金を得る

年金だけでは老後の生活が成り立たないのは周知の事実です それでは、足りない分をどうやって捻出するかにかかってくるのですが 私の周りで既に日本に永住帰国された方々はみなさまもれなく自宅を売却されて、ご帰国されています SoCalですので、数十年前に家を購入されていれば、大変な値上がりをしていますので、家の売却益は十分な引退資金になるのです 

ただ、もうこれからは家を購入したとしてもどのくらいの利益が確保できるかもわかりませんし、SoCal では家の購入事態、非常に難しくなっています 他の方法で引退資金を作ることも考えたほうがいいでしょう


Whole Life 保険 で引退資金を貯める

以前の記事でも触れましたが、我家の場合 生命保険が引退資金としてはかなり当てに出来そうということが判明しました もともとは、引退資金を貯めるために加入したわけではないのですが、結果的に予想以上に貯まっていたということになります

生命保険は種類がたくさんあり、素人にはわかり難い商品です 大きく分けて、掛け捨てと積立があるのはみなさんご存知だとおもいますが、その積立保険でも様々な種類があります

私は保険の専門家ではありませんので、我家の保険についてだけの情報です それぞれの保険については専門家の方にご確認下さい

日本語で終身保険と呼ばれているのが、Whole Life 保険です 現在は、120歳まで保障が続くことがほとんどだと思います これも保険会社、保険の種類によっても違うかもしれませんが、我家の保険は120歳までの Whole Life 保険です


保険料の払い込み期間

契約の際に払い込み年数を決めます 息子は18歳で加入しましたので25年払い込みにしました 払い込み年数を長くすれば毎月の保険料を安くすることができます お若い方にはおすすめの方法です 夫の方は、息子の誕生を機会に加入しましたので 払い込み年数はもっと短いものにしました その分、毎月の掛け金は多くなりますが、こどもが大学入学までに払い込みが終わっていることが大事と考えたからです

この保険料の払い込み年数ですが、契約時に何年と決まっていても 後で保険料を払う必要が出てくる場合があります 保険会社は払い込んだ保険料を運用していますので、利回りが落ち込めば、当初見込みより元本が増えず、元本割れすることもあるからです もしかすると商品によっては、決められた年数払い込めば、後で一切保険料をはらわなくてもいい保険があるかもしれませんが、その場合は、他になにかデメリットが潜んでいないか ポリシーをしっかり読んで確認しておく必要があります

夫が若い頃に加入していた生命保険がありましたが、とうの昔に払い込み期間が終了しておりました 存在さえも忘れているような保険でしたが、ある日保険料の請求が届きました 利回りが悪いので、今年は保険料が足りません、払って下さい と手紙に書いてありました

この会社は大手ではなく運用実績もそれほどよくなかったのです そのまま保険料を払うことはせずに、解約し新しい保険に入り直しました その時は、解約した保険料をそのまま使い、一括払いの保険にしました 今のところは、保険料の追加払いは発生していません

この経験がありましたので、Whole Life 保険とはいえ 利回り次第では後で保険料の支払いが発生するということを学べました 生命保険は加入したら終わりではなく、常に利回り、キャッシュバリュー、死亡保障を確認する必要があるのです 場合によっては、保険の見直しも必要になってきます



保険の見直し

我家では、息子が大学進学の際に保険の見直しをしました 更に、今回は夫の保険を見直ししています 利回りはそこまで悪くないのですが、一つの保険の死亡保障の金額が下がる予想が出ていました 保険のキャッシュバリューは自分でアカウントで確認できるのですが、死亡保障の金額はエージェントさんでなければわからないことです エージェントさんがチェックをして教えて下さいました 

キャッシュバリューとは、解約する際に貰えるお金のことです 利回りがよければ増えていきます 引退資金で契約者が生きている間に利用するのは このキャッシュバリューになります 死亡保障金の方は、契約者が亡くなった時に貰える金額です 残された家族が貰うものです 生きている間に解約しないとすると、死亡保障も大事なわけです 自分の為に解約して使うならば、死亡保障の減りを気にする必要はありません

我家の場合は、息子もまだ大学生ですし、 死亡保障もある程度キープしていくことにしました それで、保険料を追加で支払うことに決めました これもうちの保険の場合ですが、新たに健康診断を受けて審査に通れば保険料を払って、死亡保障が減らないようにできることになりました 保険料を追加で払い込むわけですから、キャッシュバリューも増えます 将来のことも考えて、利回りが極端に落ち込まない限り、追加で保険料の支払いが発生しない程度の金額を計算してもらいました

やはり、引退後に保険料を払う必要が出てくるのは困ります というか、払えないでしょうから、現役時代に十分にキャッシュバリューが貯まっている必要があります 保険会社によって運用実績に差があるのが、ここで重要になってくるわけです







キャッシュバリューと死亡保障金

これもつい最近、エージェントさんに教えてもらって知ったわけですが 他社の生命保険を解約して一括払いで加入した保険は、長期介護保険特約付きの保険でこれはキャッシュバリューが増えても、死亡保障金は固定の保険だったのです 自分でも呆れますが、加入時の説明を全然理解出来てなかったですね 勧められるがままに加入してしまいました 

エージェントさんのアドバイスでは、我家は日本に帰国すると決めているので、長期介護保険は必要ないのではないかということでした アメリカを出国すると、長期介護保険は適用されないのです あくまで、アメリカ国内で長期介護が必要になった時にしか降りない保険だったのです これも知りませんでした バカですね、私

折角、保険会社さんが頑張って利回りがよくキャッシュバリューが増えているとしても、死亡保障金は全く増えてないなんて、気づきもしませんでした 他の生命保険は死亡保障金も年々増えています

日本で引退生活をされる方には、アメリカの長期介護保険は必要ありません ここは大事なポイントです 保険の確認をしておきましょう

この保険についても、帰国前までには見直すつもりです



まとめ

生命保険は引退後の資金に有望な金融商品です 短期では増えませんが、長期で保有しているとかなりの利回りが期待できます 結婚、子供の誕生、家の購入などの人生の節目に加入しておかれると将来役に立つ日がきます 保険は加入したら、そのままにせず、常に内容をチェックし、定期的な見直しをする必要があります 契約したら終わりのエージェントさんではなく、後々、的確なアドバイスを下さるエージェントさんをお選び下さい



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