2017/10/14

アメリカ大学事情 その19

留学という選択

ようやく来年の息子の留学先が決まりました 現在大学3年ですが、後期は留学を希望しており、自分の大学の提携大学に願書を出していました 息子の大学では 34ヵ国、59の留学プログラムが提供されています 約半数の学生が卒業までに留学しています 大学に学費&寮費を払い込むと 留学先の学費&寮費がカバーされます このプログラムのお蔭で費用を気にすることなく、大学を選び留学できます


東にも行ってみたかったけれど

我家は西海岸在住で、地元の大学に進学しました 今の大学は息子の第一志望ではありませんでしたが、私の方は心密かに第一希望だったのです 高校の親友たちも東に進学する子も多く、地元組のなんとなく取り残され感 は感じました 西海岸育ちでも、一度は東で生活してみたいと思うはずです 特に東の名門への憧れは西の学生は強いかもしれません

残念ながら、東には一校も合格できず(一校補欠でしたが繰上ならず)進学という形で東に行く夢は途絶えました 私の方は、最初から大学で東に出すよりもっと後でもいいのではないかと考えておりました 大学院でも就職でも機会はあると思えました


留学プログラムがあるかどうか

進学先を決める際、UC も迷いましたが、UC では完全に費用をカバーしてもらえる留学プログラムがありませんでした もしかすると、進学後よほどの成績優秀者なら大学の方からなにかオファーがあるのかもしれません 

UC に進学した場合、息子のメジャーではキャンパスライフを楽しむというより、プロフェッショナル・スクールへの通過点になってしまいそうな予感がありました そのメジャーに進む以上、最終目標はプロフェッショナル・スクール合格になるのです 留学する余裕は時間的にも また経済的にもないと判断しました

今の大学はリベラルアーツ大なので、入学の時点でメジャーを決めている必要はありませんでした 実際、息子は大きく方向転換をしました プロフェッショナル・スクールへの進学はしないと決め、メジャーも変えました これは今の大学に入学し、同級生や卒業生からの影響や刺激を受けたことが大きいです 私共は息子の突然の進路変更に戸惑い、動揺しましたが、意志は強く留学も就職も自分で勝手に活動をしております

プロフェッショナル・スクールへ進学しないということは、統一試験を受ける必要がなくなり時間的な余裕は生まれました そうなると、ここで留学するのも彼の人生にとって有意義なことではないかと思えます 卒業後に就職予定ですので、生まれも育ちも西海岸で一歩も外へ出ることなく社会に出ていくより、違う世界を体験するというのも視野が広がるのではないかと思っています

私立大の中には、留学プログラムがあるところが多く 費用も全てカバーされるところもあります 息子の大学では 学費&寮費に加え、生活費も現地の事情を考慮して支給されます もちろん、旅費も全てカバーされますので、親としては大変有難いところです




留学先

提携大学は34ヵ国もあるわけで、今日までいったいどの国に行くのさえも予想が付かない状態でした 希望者が多い大学では選別されますし、そこで落ちると次があるのかどうかもはっきりしない状況でした いくつも願書を出せるわけでもなく、息子の場合、第一志望イギリス、希望が叶わない場合はドイツとなっていました 

お蔭様でイギリスに決定しましたので、彼の頑張りには驚くばかりです 自分で決めた進路ですから、相当頑張っているようです 私はシンガポールのNUSも魅力的に思えましたが、いくつも願書を出せるわけではないので彼自身が決めました

留学先の大学は、3期制なので 2期と3期をイギリスで過ごすことになります 季節的にはいちばん寒い季節になります 西海岸生まれの弱点は寒さなので、ユニクロの極暖 持たせてあげないといけませんね 今は、超極暖 もあるそうなので必須アイテムとなりそうです



まとめ

この夏の二か月の日本滞在も息子にとっては貴重な体験となりました 来年早々のイギリス留学も半年間ではありますが、有意義な体験になることを願っていいます 大学の学費を払っていくのは本当にたいへんなことですが、大学の留学プログラムのお蔭で留学の機会を得られましたことに感謝しています 


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