2017/10/18

クレジットカード診断 ⑧

駐在員の方のクレジットカード・ポイント活動

クレジットカード診断 ⑤ の記事の質問者様から、ご質問を頂きました 赴任期間が決まっていらっしゃる駐在員のご家族の方にお役に立ちそうな内容ですので、こちらでお答えします

質問者様は、着々とポイント活動をされています 折角のアメリカ滞在の機会ですので、今しかできない活動でしっかりお得をお持ち帰り頂きたいと思っています



質問者様状況:Amex プラチナの10万ポイントオファーで申請後、承認されています Chase Freedom Unlimited を 作られましたので、今後は 時期をみてSapphire 申請予定

Q1:Sapphire Preferred を作った後に Chase ポイントは 全て Hyatt ポイントに移行する予定です  Chase のクレジットカードをキャンセルしても Hyatt ポイントは 有効でしょうか?

日本に帰国される前に、Chase の ポイントを Hyatt ポイントに移行するというのはいい使い方です ホテルポイントに交換しておけば、後で必要な時に利用することができます ただ、Hyatt ポイントには有効期限がありますのでその点だけ注意が必要です

2017年7月1日より、連続する24ヶ月間にわたってご利用がなかった場合は、その会員アカウントに関連づけられたすべてのポイントがその時点で失効しますが、本規約に従って会員資格が終了していない限り、会員資格は続行します(これ以降の新しいポイントが獲得可能です)。理由を問わず、失効したポイントを取り戻すことはできません。有効な会員資格をお持ちのお客様は、(i) 承認された手段によりポイントを獲得する、(ii) ハイアット ホテルまたはリゾートでの宿泊によりご獲得いただけるクレジットを、本プログラムのパートナーから受領する、(iii) ポイントを交換する(かつ、該当する場合は、ポイント交換で予約した宿泊を完了する)、(iv) 本プログラムのアワードを(本規約に則って)譲渡する、(v) ポイントをパートナー ロイヤルティ ポイント(付録Bに規定 )に交換する、(vi) ポイントを購入または合算する、(vii) 会員名義の有効なハイアットとブランド提携しているクレジットカード(以下、「ハイアット クレジットカード」)を保有する、のいずれかによって、本プログラムの有効な会員資格を維持することができます。会員がポイントをアワード予約(付録Bに規定)と交換した後、そのアワード予約をキャンセルされた場合、または予約日にチェックインされなかった(ご連絡なく不泊された)場合、そのアワード予約は、上記 (iii) に記載のポイント交換とは見なされず、本プログラムの会員資格を維持するためのご利用実績とは見なされません。(参照元:Hyatt 規約

規約によりますと、ポイントの有効期限は24か月です Hyatt Visa を持っていて 利用をしている限りは、Hyatt ポイントが蓄積されていきますので 、ポイントの有効期限を気にすることはありません ご帰国後、Hyatt Visa も Chase クレジットカードも持っていない状態ですと、24か月以内に Hyatt で宿泊するか、ホテル内レストランなどを利用してポイントを獲得すれば ポイントの期限は延長されます

Chase のクレジットカードを全てキャンセルしても、Hyatt 会員資格はなにも影響はうけません Chase アカウントからポイントの移行ができなくなるだけです


 Q2: Chase Preferred を家族1 が作り、家族2 のHyatt アカウントに 家族1 のChase ポイントから移行はできますか?

Chase Preferred を 家族1さん本会員+ 家族2さん家族会員 にすると 家族2さんの Hyatt アカウントにポイントは移行できるようになります

ここでもう一つの質問です
家族2 の Chase Freedom Unlimited のポイント を 家族1 の Chase Preferred アカウントに移行することはできますか?

家族2さんが本会員の Freedom Unlimited のポイントは、残念ながら自分名義の Chase の親カードを作らないと ポイントの移行は出来ません 親カードを作らない場合は、家族1さんの Chase Preferred に 家族会員として加えても 問題ありませんが、家族2さんの Freedom Unlimited で貯めたポイントを家族1さんのアカウントに移行することはできません


Q3: 家族2 がChase の親カードを作らなかった場合、Freedom Unlimited で貯まったポイントはどう利用したらいいでしょうか?

Freedom や Freedom Unlimited だけしか持っていない場合は、ポイントの利用が限定されてしまいます キャッシュバック・クレジットカードとしてしか利用できないことになります つまり、ポイントは ステートメントクレジットとして利用するしかありません 1万ポイント=100ドル としてご帰国前に、全て利用されてからカードをキャンセルされるといいでしょう






駐在員の方へ私からのアドバイス

駐在員の方の場合、帰国の際に全ての銀行口座、クレジットカードをキャンセルされる場合がほとんどだと思います 特にアメリカの銀行口座は口座維持手数料をかからないようにするためにはある程度の金額を入れている必要があります 帰国されても口座を維持される方は非常に少ないのではないでしょうか

もし、帰国後も出張などで定期的にアメリカに入国する機会があり、銀行登録住所を会社の住所にするか、他に利用する住所がある場合は、銀行口座を維持しておくといいことがあります 例えば日本にない Hyatt Visa や IHG Master などを 持ち続けていると 毎年無料宿泊が貰えるばかりか、上級会員資格が付いています 日本で使い続けるには、毎年の年会費を決済できる、アメリカの銀行口座が必要です カードを利用した際の支払いも決済できるのはアメリカの銀行口座だけです 

クレジットカードのステートメントはペーパーレスにすれば、住所に送られてくることはありませんが、引き払った住所のままというのは問題があるので、登録できる住所がある場合に限られます そして利用出来る期限は、今持っているクレジットカードの有効期限までとなります クレジットカードの有効期限が切れる前に郵送されてくる新しいカードを受け取ることが出来れば、問題なく使い続けることができます

クレジットカード保有資格は、アメリカ滞在資格を失った時に失効するはずなので、この方法は自己責任でお試し下さい 日本のクレジットカードや銀行口座も同じことで、アメリカ在住者は 申請も利用も出来ないと規約にあります ご利用の方は日本在住ということで申請、利用されているはずです 特におすすめすることではありませんがこんな利用方法もあると申し上げておきます



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