2017/12/25

日本で引退生活 日本の税金問題編

計画はやり直し

引退後は日本でと決めた我家です 5か年計画で準備を整え、万全を期して帰国をする手筈でした 生活費の目途もなんとか立ち、日本に帰国する日を心待ちにしようとしていた矢先に知ってしまった新事実

日本の税金問題、これを理解せずに日本に帰国するのは大変危険です アメリカに財産も家族もいなければ特に問題ありませんが、日米に家族がわかれ(将来的に遺産の相続人と被相続人 の居住地、国籍問題を指します)国籍も日米混在している場合は複雑な税金問題と直面します

これまでは アメリカで築いた財産を子どもが相続する際にまさか、日本が課税することになるとは考えてもいませんでした 前回の記事のとおり、日本に居住10年を超えると在日外国人の財産も日本が課税すると知りました 引退後に日本で築いた財産は別として、アメリカに残してある財産にまで課税されるなんて、そんなことがあるなんて!

今のところ深く調べていないので、まだ半信半疑です ただ、日本の税法が外国人に対しても年々厳しくなっているのは本当です これは富裕層の方々の税金逃れ対策です 富裕層の方々はあの手この手で少しでも税金を安くする方法を考え出します 子どもたちを外国籍にして相続税を逃れるのも一つの手段になっていました 富裕層と政府のイタチごっこで年々、あれはダメ、これもダメと厳しくなっているのです


私たちのような人の例が少ない

我家は富裕層でもなければ、子どもを外国籍にしているわけでもなく、日本で生まれた日本人が 何十年とアメリカで生活した後、日本に帰国して引退生活をするという家庭です 今のところ夫は米国籍、私も米国籍を取得後に帰国しようと考えています

ところが、このような方の例がなかなか出てきません 今後じっくり調べていかなければいけません 専門家の方にも相談する必要があるでしょう

富裕層でもない我家がなぜに、日本の相続税に反応しているかといいますと、やはり自宅ですね 我家は自宅をレントに出して、レント収入を引退後の収入として考えています 売却はしない方針です そうすると、いずれ息子に相続させることになるので これは大きな問題なのです

カリフォルニアは不動産の値上がりが凄まじく、今後の値上がりも期待できます 知らない間に評価額が予想外に上がることも十分考えられます 折角、不動産価格が上昇し、子どもに唯一の財産を相続させようとしても莫大な相続税を請求されれば、払えない場合は売却して納税しなくてはいけなくなるかもしれません


子どもの国籍、居住地

ちょっと調べたところでは、もし子どもが日本で亡くなった親の財産を相続することになった場合、子どもの国籍と居住地が関係してくるようなのです 子どもが外国籍、海外在住では課税されない場合もあるようなのです 

息子はアメリカ生まれなので日米二重国籍ですが、そろそろ日本国籍を選ぼうかと考えていたところでした 日本国籍を宣言すると、合法的に二重国籍状態になれます これは自分の意志で外国籍になった人には当てはまりませんが、出生を理由に外国籍となった日本人の子どもには 日本国籍を選んでも外国籍を放棄することが義務づけられていません 外国籍の放棄に努力するというなんとも曖昧な言葉が使われています

しかし、日本国籍を選んでいたばかりに将来、相続の際に日本人として課税されたのではとんだ災難です 子どもの国籍選択の期限は迫っているのでここはじっくり真剣に検討しなくてはいけません







所得税も調査の必要

引退後の収入は大したことがないと言っても、大事な生活費を確保しなくてはいけませんので、所得税の事もしっかり調べておく必要があると思いました いい加減な知識で帰国するのはキケンです 日米では所得税については二重課税されないようになっていますが、アメリカでの収入でも日本で納税の必要もあるようです この辺りのことも調べて、引退後の生活費の算出をしなくてはいけないということです


日本で引退生活も甘くない

アメリカ生活に比べると、物価も安く、なにより自分の生まれた国で食べ物だって美味しい日本での生活はバラ色に思えました でも、現実は甘くないですね 他にも予想もしない困難も出てくるかもしれません 最初から今一度、日本で引退計画を練り直す必要がでてきました と、いうことで来年もこのシリーズは継続決定です







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