オーバーブッキング問題
大騒ぎになっているユナイテッド事件ですが、搭乗させてしまってから強制的に降機させるということは滅多に起こるものではないと信じたいです 普通はもっと平和的に解決できるものなのですがどうしてこんなことになってしまったのでしょうか
エアラインは日常的にオーバーブッキングをしています 以前の記事に書きましたが、よくあることです マイラーにとってオーバーブッキングはいいイメージしかありません エコノミーの乗客を乗せる為に、空いているビジネスクラスにアップグレードしてもらえる時もあります 空席がない場合は、席を譲るかわりに航空会社は謝礼を渡します 少額から始まって、誰かが手を上げるまで既定の上限まで値段が上がっていきます これを搭乗前にしているので問題なく飛行機は運航できるのです
今回のユナイテッドはこれを搭乗後に行い、謝礼を既定の上限まで上げなかったというのがなんとも理解できない点です 普通は金額を聞いて心変わりする方も出てくるものなのですが、Forbes に面白い記事が載っていましたのでご紹介します
天候不良による運航ダイヤの混乱によりデルタ航空から1.1万ドル貰ってしまったご家族のお話です
リンクはForbes Japan です
元記事はリンクはコチラ (英語記事に飛びます)
最終的に予定していた旅行を取り消すことになったとはいえ、1.1万ドルとは凄すぎます
気になるのは記事の最後に 空港のある係員は、飛行機の予約取り消しでもうける技術を極め、次から次へと何千ドルも稼ぐ人がいると教えてくれた この部分です
いるんですよ、こういう人のやらないことをしている方たちが 陸マイラーをコツコツやってるのが馬鹿らしいくらいの利益が出てるのかもしれません そんな方々はほんの一部なのでしょうが、オーバーブッキングにより潤う人の方がほんとうはずっと多いはずなのです エアラインだって、タダでチケットを取り上げるようなことはしません 誰かに席を譲って対価を得るのも悪くないと思うのです
今回のユナイテッドの件も、状況が状況なので既定の2倍ぐらいの金額を最初からアナウンスしていれば、何人もの手が挙がっていたと思えてなりません 現場に決定権のある責任者が不在だったことが問題だったのかもしれませんが、衝撃的な映像ではありました
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