陸マイラー的 プロパティタックスの払い方

クレジットカードで払うべきですか？

マイル＆ポイント活動をしていると、チェックや現金での支払いを極力したくなくなります　だって、なんにも得ではないですからね　特に高額の支払なら、なんとかしてカードで払いたくなってしまうもの　たとえ手数料が少々かかっても、クレジットカードで払ってポイントを貰ってマイルにすると得なのではないかと、悶々としていませんか？　得なのか、損なのかはっきりさせてしまいましょう

プロパティタックスの支払いについて、ご質問をうけましたのでここではプロパティタックスの支払いに限定して考えてみます

手数料の受け止め方

個人で支払うもので高額なものといえば、家のローンや家賃、税金関係でしょう　これらの支払いを手数料を払ってもクレジットカードで払うべきかは悩むところです

私の場合は、この手の支払いは一切クレジットカード払いをしません　答えは簡単です　余分な手数料を払いたくないからです　税金については、ビジネス上のもので銀行引落が出来ないものは、クレジットカードで払います　チェックを郵送するのは紛失の可能性もあり、できるだけしないようにしています

我家の自宅のプロパティタックスは、モーゲージの支払いに込みにしているので ローンの返済と一緒に払います　ローン会社が年に二回のプロパティタックスの支払いをする仕組みです　こうすることで、プロパティタックスは年12回の月払いになります　年二回の支払額は高額なので、この方法が無理なく支払いが出来ると思っています　我家では、この方法以外の支払いを選択したことがありません

既にローンの返済が終わっている方や、モーゲージに組み込んでいない方は、年二回のプロパティタックスの支払いを自分ですることになりますが、ここが悩みどころです　LA County では、今年の3/12より クレジットカードとデビットカードの手数料が変更になりました

LA County クレジットカード＆デビットカード
手数料 一律2.25％

他の地域のレートはわからないのですが、LA County では 一律2.25％に変更になりました　上記のとおり、6000ドルの支払いに対して 手数料は135ドルということです

2.25％を払っても利益が出ると判断すれば、払うべきでしょう　どんな場合が利益が出るのか考えてみましょう

手数料を払っても利益が出るケース

キャッシュバックのクレジットカードなら、2.25％ の手数料を超えるリターンのカードを使えば確実に利益は出ます　しかし、キャッシュバック率2.25％以上のカードを見つけるのは難しいかもしれません　利益が出たとしても大儲けとはいかないでしょう

ここで大儲けが出るケースがあります　それは、入会ボーナスがかかっている場合です　普段の利用額では達成できそうもない条件額が設定されている場合は 手数料を払っても条件を達成し、貰えるボーナスが手数料額を超えていれば利益は出るわけです

例：

Amex プラチナ（個人）カード  入会オファー

3か月以内に5000ドルの利用で75000Amexポイント

この場合は、Tax を払うことで条件が達成できるのなら 75000Amex ポイントが貰えますので間違いなく利益が出ます　5000ドルの2.25％は、112.50ドルです　　112.50ドルの手数料を払って貰えるボーナスは、75000Amex 入会ボーナスと5000ドルの支払い分の5000Amexポイントの合計 80000Amexポイントになります

80000Amex ポイントをANAに移行すると、8万ANAマイルとなり 北米-日本 ビジネスクラス往復特典航空券が発券できます　バリューは、4000～5000ドル程になります　ローシーズンなら、エコノミークラス2往復分となり バリューは、 1200～2000ドル程でしょうか　

クレジットカードの入会ボーナスがかかっていて、期限内に達成できそうもない時は、税金の支払いを手数料を払ってしてもいいのではないでしょうか　ポイントをマイルに移行して ビジネスクラスかファーストクラスの特典航空券を発券する場合は、マイル単価が高くなりますので、利益は確実に出るでしょう　2.25％の手数料でマイルを購入するということになります　

Amex 不可の場合はどうするか

LA County のプロパティタックスの支払いに、どのカードが利用できるかわからないのですが、Amex は不可ではないかと思います　カード会社の中でも、Amex の手数料は高いので 一律2.25％ のレートで Amex が選択できる可能性は低い気がしています（使えました！ ごめんなさい！）　税金の支払いに Amex が利用不可は、他はよくあります

追記： LA County のプロパティタックスの支払いに Amex が利用できます　読者の方から情報提供を頂きました　プロパティタックスの支払いでは、LA County のレートが2.25％ なので、 Plastiq.com （2.5％）を利用する意味はありません

もし、Amex でどうしても払えないものがありましたら、Plastiq.com をご検討ください

それでも Amex でどうしても払いたい時がありますよね？　Amex の入会ボーナスがかかっているなら 払いたいわけです　その場合は、レートが2.5％になりますが Plastiq.com を利用しましょう

Plastiq.com とは、あらゆる支払いをクレジットカードで出来るサービスです　Plastiq.com を利用してクレジットカードで支払うと、支払先にチェックが郵送される仕組みです　チェックの郵送には少々時間がかかるようなので期限ギリギリの支払いには利用しないほうがいいでしょう　ある程度、支払期限まで余裕がある支払い限定で利用されることをおすすめします　私は2.5％の手数料を払いたくないので利用したことがありませんが、こんな方法もありますということです　詳しくは過去の記事を参考になさって下さい

家のレントでも、学費でも Plastiq.com で払うと 年間には相当なポイントが貯まるはずです 　この場合、キャッシュバックでは利益がまず出ませんが、マイルに移行して利用する方なら、2.5％の手数料でマイルを購入していると考えれば十分利益は確保できると思います　日本のポイントサイトで100％還元商品を購入してポイントを貯め、マイルに移行するのに似ている方法です　エコノミークラスでは、厳しいですが、ビジネスクラス以上を発券すれば利益は出ますよ　ファーストクラスなら確実に利益が出ます

例：

Amex Blue Business Plus（年間5万ドルまで2倍ポイント）

夫婦二人のBlue Business Plus を合計 7.5万ドル利用すると15万Amex マイルが貯まります　ANAに移行すると 15万ANAマイルです　これで北米-日本往復ファーストクラスが発券出来ます　

7.5万ドルを Plastiq.com で 支払った場合の手数料は 2.5％ですから、1875ドルです　1875ドルの出費で 日本行往復ファーストクラスが発券できるのですから、大勝利ではないでしょうか　1875ドルでは、ビジネスクラスも購入できません　プレエコくらいの金額でしょうか　

まとめ

なんでもかんでもクレジットカードで払えばいいというものでもないのです　貯めたポイントをどう利用するかにより、利益がでるかでないのかが違ってきます　絶対に、税金などの支払いをクレジットカードを利用しない方がいい方は、ミニマムペイメントをしてしまう方です　税金の支払いに 2.25％～の手数料を払い、ミニマムペイメントをすることにより莫大な利息をカード会社に払うことになります　

ミニマムペイメントを利用される方は、マイル＆ポイントの事を考えるより 莫大な利息のことを考えるべきでしょう　そこに利益はありません　

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