2017/02/27

アカデミー賞の想い出

LA LA Land 作品賞受賞ならず

アカデミー賞TV中継ご覧になりましたか? 大本命が LA LA Land でしたから、LAではTVの視聴率も相当高かったのではないかと思われます が、まさかの展開に唖然としました なんというか、こんなことってあるんですね 後々まで語り継がれる出来事になりそうです

ここLAではエンターテイメント業界の方がほんとに多く住んでいらっしゃいます 普通の公立校に通っていた息子の同級生の親御さんも俳優はもとより、脚本家だったり映画、TV関係のお仕事の方がいらっしゃったりするのが LAらしいところです

日本に住んでいたら全く縁のないであろう方々と突然お付き合いをすることになったりするのがまたLAの摩訶不思議なところです アメリカで家を買う 8 でやっと購入しました現在の家ですが、引っ越して早々 隣家からワイン入りの大きなバスケットを引っ越し祝いに頂きました 隣家といいましても、我家とは月とすっぽんすぎる大豪邸です どこにこんなお品を頂く理由があるのかと、悩んでいたところ 夫の仕事上のお知り合いでエンターテイメント業界では大物の方からだったのでした

アメリカで家を買う シリーズでも書いていますが、家を探していたエリアは非常に狭いエリアで閑静な住宅街ではありますが、大豪邸街ではないのです 50年以上住んでいるお年寄りの方から、上は超セレブの方までぐちゃぐちゃに入り乱れている非常に珍しい場所といえます ですから、庶民の私たちが引っ越してきた途端、思いがけず有名映画監督のお隣さんになってしまったというわけです 今はお引越しされましたが、息子の小さい時はひとつ年下の隣家の息子さんと大変仲良くさせて頂きました





映画撮影

引っ越ししてきて間もなくの頃です その隣家で映画撮影が始まりました 数日間は撮影が続いておりました 俳優さんの演技指導の声なんかも聞こえてきます 外には映画クルーの車がたくさん停められており、大変な騒ぎでした LAですから 映画の撮影は珍しいことではないのですが、この時は有名な俳優さんをチラリとみかけることもありご近所さんも見物に集まったりしてきてました

低予算の映画だったので、監督自ら自宅で撮影されていたのです どんな映画になるのかとても楽しみでした 公開されて映画館に観に行きました際に、通りすがりに出てくる隣家の息子さんの名前が大きくクレジットされていたのにはかなりビックリしました 映画を観終わった感想は、もしかしたら突然隣人になってしまった怪しいアジア人の私たちが監督になにかのヒントを与えてしまったのかもしれないということです 映画の構想はもっと前からあったそうなので、それは私の思い過ぎですが なんとなくそう思えて仕方ない映画ではありました

見事アカデミー賞受賞

低予算の映画ではありましたが、あれあれよと言う間に何部門もノミネートされ あの時のアカデミー賞の授賞式は 我家でも手に汗を握って見ておりました 晴れがましい場所で受賞のスピーチをしている方が私たちの隣人だなんて、その時も今も信じられません

アカデミー賞受賞記念のパーティが隣家で行われた時のゲストと来たら! 凄かったですよ 大豪邸街ではないので、大きなパーティの時は Valet Parking サービスを雇って路上に駐車することになります 次から次に現れるのはセレブな面々でした  この時ほど映画の都LAを感じたことはありません


想い出

そのご家族がお引越しされて数年になります 息子たちは大学生となりました 今は、NYにお住まいなのですが、LA にお立ち寄りの折には突然 我家を訪問して下さったりします あるとき玄関の前に見知らぬ大男が立っていて、誰かと思ったら息子さんでした その息子さんにしたら、庶民の我家で遊んだ出来事も楽しい想い出だったようです アカデミー賞の季節には必ずあのご家族のことを想い出します 


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