マイルを使ったアップグレード
当ブログではこれまで一度もマイルを使った座席のアップグレードを取り上げてきませんでした マイラーなら常識なのですが、マイルを使ったアップグレードにはなんの利点もないからです マイレージ初心者ほど、簡単にアップグレードが出来ると思っている方が多いのですが簡単ではありません それに全然お得じゃないんです
ここでは ANA のマイレージで説明します
東京発 LAの片道基本マイルは 5458マイルなので ギリギリ 4501~5500マイルの適用になります LAより遠い都市の場合5501~マイル適用となり必要マイルは最大になります
LA-東京 の場合でみてみます エコノミークラスかプレエコからビジネスクラスにアップグレードする場合の片道必要マイルは 25000です 往復なら 5万マイルということですね 片道5501マイルを超える路線では 往復5.6万マイル必要です
問題はチケットの種類です 海外発のチケットの場合は、G/E/Y/B/M/U/H クラスのチケットがアップグレード対象となります このクラスのチケットがどんだけお高いかといいますと、ローシーズンの4月で調べたところ エコノミークラス H で LA-東京 往復 2078.16ドルでした まさかの2千ドル超えです プレエコだと 2269.51ドルでした どうでしょう、2千ドル払って、5万マイル使ってビジネスクラスにアップグレードしたいですか? 4月の ANA の特典航空券なら 7.5万マイルで北米ー日本往復発券できます 北米どこからでも同一マイルです 現在出ているシンガポール航空のLA-成田往復ビジネスクラスは、夏休み期間のフライトで 1999ドルから出てます フライトマイルだって貯まりますよ
そして、アップグレードの予約をするにはあらかじめ全区間の航空券を購入済みが条件です 空席待ちが出来ますが、平会員の場合 席が確保されることはまずないと思って下さい 2千ドル以上払って空席待ちなんか絶対してはいけません
アップグレードは上級会員向けサービス
アップグレードの恩恵に与れるのは上級会員の特権です 平会員でも空席があればアップグレードはできますが、いかんせんチケット価格が高すぎます ANA上級会員であれば マイル以外に、アップグレードポイントを使ってアップグレードをします たくさんフライトする上級会員ほど、アップグレードポイントを多く保有しています そもそも上級会員と平会員では解放される座席の数が違うのです
更に、プラチナ以上の上級会員では空席がある限り、エコノミークラスからプレエコに追加料金なしにアップグレードが受けられるのです
平会員ならアップグレードを目指さない
平会員なら 2千ドルのチケットを買った上に5万マイルを使ってビジネスクラスにアップグレードをするのはおすすめしません 5万マイルあればレギュラーシーズンのエコノミークラスの特典航空券が発券できます(北米ー日本往復) ローシーズンならわずか4万マイルです どうしてもビジネスクラスに乗りたいなら、もうすこしマイルを貯めて ローシーズン7.5万マイルでビジネスを狙うべきです
ちなみに私が最後にアップグレードを利用したのは、5~6年前の大韓航空ですが 今は大韓航空で北米-日本往復のアップグレードに必要マイルは8万マイルです チケットもおそらく2千ドルくらいにはなると思います 昔はもう少し必要マイルが少なかったのと、子ども料金で発券したので多少は安く買えました この時は二人分のビジネスクラスには足りなかったので、私が特典航空券、子どもがアップグレードをしました それ以来、アップグレードは使ったことがないですね
まとめ
マイルは貯めるより使うほうがよっぽど難しいというのがマイラーなら常識です 特典航空券も355日前に席が解放された途端に争奪戦となります マイルを使ったアップグレードは利益があまりにもありません 最近はフライトマイルも購入価格が反映されるのでたいして貯まりません 仕事でフライトする機会が多く、上級会員でマイルもガンガン貯まる人以外は、クレジットカード・ポイントを使って航空券を購入する方が簡単で使いやすいと思います ビジネスクラスを狙うなら、最低でも7.5万マイル貯めて 355日前の座席争奪戦に参戦することになります
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